出かけた先で、出会った猫に近づこうとして唸られる、
ということはよくあります。
けれども、慣れている家の猫を撫でていたら、
最初は「ゴロゴロ」と喉を鳴らしていたのに
突然「ウー！！」と唸り始めたことはありませんか？
「さっきまで嬉しそうだったのに なぜ？」
本当に猫って不思議ですよね。
あるいは、「どこか身体の具合が悪いのかな？」と
心配になることもあります。
ということで、今回は
猫が唸る理由と病気の可能性について解明していきます！
猫が唸る3つの理由
「猫が唸る＝威嚇の行為だ」と思っている方も多いですが、
他に理由はないのでしょうか？
１、警戒モードになっている
猫は「縄張り」を持つ習性があります。
そこに、知らない「何か」が侵入してくると、
警戒モードに入ります。
例えば、知らない猫、人、物、臭いなどが
「何か」の対象です。
家にお客様が来たときに、
家の猫が耳を後ろに寝かせ低い体勢をとって
低い声で「ウーーー」と唸ることはないですか？
これは知らない人が来ることによって
恐怖心から警戒モードになってしまったのです。
猫からの
「これ以上近づいたら 爪でひっかいちゃうからね！！！」
というサインでもあるので、
怒ったりせずに違う部屋に誘導するなどして、
恐怖心を和らげてあげましょう。
２、猫の気まぐれ
猫が「撫でて～」と寄ってきたので、ひたすら撫でていると
いきなり「ウーーー」と唸って噛まれたりしたことはありませんか？
撫でて～って来たから撫でたのに なぜ怒る？
この場合の「ウーーー」は、
「撫でて欲しかったけど、そこまで撫でてくれなくていいの！」
という、猫のワガママから出てきた唸り声なのです。
「ツンデレか！」と突っ込みたくなるのですが
その通り！正にツンデレなのです。
付き合わされる人は、たまったものではないですが、
可愛いのでついつい許してしまうのですね。
３、病気やケガ
猫の歩き方がおかしいのだけど、
頭を撫でたら喉をゴロゴロ鳴らしてる。
けれども、足を触ると「ウーーー」と唸る。
このような場合、触った部分に何かしら痛みが
ある可能性があります。
翌日何ともなければいいのですが、
続くようなら病院へ連れて行くことをおすすめします。
部屋の隅っこに籠ってしまい、
近づくと「ウーーー」と唸ることもあります。
この場合、体のどこかに異変があり、
「誰にも近づいて欲しくない！」という
本能から出ている唸りの可能性があります。
猫は我慢強いので、こういう状態になると、
身体への異変は大きなものといえるでしょう
どういう時に唸っているか？
歩いている時？トイレの時？ご飯の時？など、
よく観察して病院でその旨を伝えて診察を受けた方がいいでしょう。
我が家の唸る猫
多頭飼いの我が家ですが、人に全く懐かない猫が数匹います。
毎日顔を合わせ、
ご飯をあげて数年経っても懐きません。
先日、懐かない1歳のオス猫を去勢手術に連れて行くために
どうにかこうにか捕獲して、無事手術も終わり帰宅しました。
その後、手を出すだけで「ウーーー」と唸られてしまいました。
ただでさえ人が怖く、けれどもご飯をくれる人だから
「少しくらいなら、心を開いてあげてもいいかな？」と思っていたのに、
「何してくれたんだ！」という恐怖心から唸られたようです。
我が家に来たばかりの頃のように、
人が来ただけで高い所に登って警戒するようになりました。
こればかりは仕方がないので、
また時間をかけて信用してもらうしかないですね。
まとめ
猫が唸る理由には、
大きく分けて以下の3つがあります。
- 縄張りに異質なものを感じ、恐怖心からくるもの
- ただの気まぐれ
- 病気やケガの可能性
猫が「唸る」という行動の中で、
普段の様子と違うものを感じたら、病気やケガの可能性があります。
そんな時は様子見の時間を長くとらず、
早めに対処してあげてくださいね！