自由奔放なイメージの猫にとって、ケージ(檻)に入れることは、
「なんだか自由を奪ってしまう、閉じ込めている
感じがして可哀そう」
という印象を持つ方もいらっしゃいます。
しかし、果たして本当にそうなのでしょうか？
ここでは、
猫にとってケージは必要なのか？
どんなメリットがあるか？
についてご紹介します！
ケージは必要なのか？
しつけや猫自身の安全策という点で、
ケージはかなり効果的です。
特に子猫のしつけの際は、ケージがあると便利です。
また、子猫の頃からケージに慣らしてあげると、
猫はケージを自分のテリトリーと認識します。
猫を自由に動き回らせられない状況の時に、
無理なくケージに入ってもらうことができるので、
飼い主としても助かりますよ。
ケージを使うメリット
では、どういう場面でメリットがあるのでしょうか。
子猫のしつけ
家に来たばかりの子猫はまず、
ケージに入れて飼うとしつけがしやすいでしょう。
子猫が落ち着ける空間として、寝床やエサ、トイレなどを
きちんと配置します。
トイレレッスンの済んでない子猫なら、
ケージ内の方がトイレレッスンも簡単にできますよ！
留守番
飼い主が留守の際、子猫が危ない目に合わないために
ケージを使うのは効果的です。
子猫は、飼い主がいない間に思いもよらない所に入り込んだり、
電気コードをかじったり、危険な目に合う可能性があります。
でも、ケージの中にいてもらえば安全ですよね。
人間の赤ちゃんと暮らす
家族に赤ちゃんがいる場合、十分な注意が必要です。
赤ちゃんと猫のいる部屋は、キチンと住み分けをしましょう。
「うちの猫は、大人しくて性格も優しいから。」と
過分に猫を信頼してはいけません。
何かあってからでは遅いのです。
猫があなたの家族として、ずっと一緒に暮らしていけるためにも、
愛猫はケージに入れるなどして気を配りましょう。
来客時
猫が苦手な人や仕事の打ち合わせなどで、
猫の登場が相応しくない場面では、
しばらくケージに入っていてもらえれば安心です。
以上のように、ケージの利用は、
飼い主が目を離している間に危険や問題が発生する時の
対策として、非常に有効です。
特に子猫、人間の赤ちゃん、来客時などは、
猫が好き勝手に動いていると
飼い主も大きな不安を抱えることになります。
どんなに行儀の良い猫ちゃんでも、
万が一を考えるとやはり不安が残るものです・・・。
ですが、ケージに入れている間はひとまず安全です！
留守番やどうしても目を離さないといけない時の
安心感は大分違いますよ。
完全ケージ飼いというのは
猫のストレスを考えると、大きな問題点がありますが、
事前にケージに慣らしておけば、
一時的にケージに入ってもらう程度なら、
ストレスのリスクもさほど大きくありません。
どんなケージを選べばいい？
いろんなキャットケージがありますが、
上下運動の出来る２段や３段のケージがよいでしょう。
猫は、散歩が必要ない代わりに、高い所を好みます。
上下運動できるとストレスがたまりません。
面積（広さ）より高さに重きを置くと良いですね！
我が家では
我が家では、子どもが生まれる時、
２段のキャットケージを購入しました。
子どもが乳児の時は、完全に部屋を分けて、
猫にはケージ暮らしをしてもらっていました。
ケージにいる間、嫌がることもなく、
よく２階部分でまったり寝そべっていて、快適な様子でした。
うちの場合、猫がすでに１０才を過ぎた初老だったせいか、
子どもにさほど興味はなく、
子どもが寄って行ってもスーッと猫の方が逃げていました。
もしかしたらケージに入れなくても
事故になるようなことはなかったのかもしれません。
しかし、万が一のことを考えると、ちょっと値段は張りますが、
飼い主として、親として、安心の根拠として、
ケージを用意しておいて正解だったと思います！
また、我が家の例は、成猫になってからのケージ導入でも、
すんなり受け入れてもらえた例です。
ワンパクで超甘えん坊な子は、
慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、
子猫からじゃなくてもケージの導入は不可能ではないのです。
まとめ
今回は、「猫にとってケージは必要なのか、
どんなメリットがあるか」についてご紹介しましたが、
いかがでしたか？
まとめると、
- しつけや安全策としては、効果的
- 猫にとって安心できるスペースになる
■ケージのメリット
- 子猫のしつけ：トイレレッスン
- 留守番の時：子猫の危険防止
- 赤ちゃんと暮らす時：赤ちゃんの危険防止
- 来客時：客からの隔離
■おすすめのケージ
- 上下運動の出来る２段、３段ケージ
猫は本来、狭いところが好きです。
上下運動の出来る背の高いゲージは
猫にとって、遊び場でもあり、とっておきのスペースにもなります。
ケージを上手く使って、猫と人間、
お互いに不安のない快適な暮らしを楽しんでくださいね！