猫ちゃんの唯一のアクセサリーといえば首輪です。
犬のように服を着せたり、リボンを付けたりは無理でも、
「せめて首輪くらいは」と、付けている猫、多いですよね。
でも同じくらい、嫌がる猫も結構いて、
買ってあげても結局付けず仕舞いという子も。
そもそも、猫に首輪って必要なのでしょうか?
飼い主によって、考え方は様々ですが、
ここでは、首輪や鈴を付ける理由などについてご紹介します。
目次
猫に首輪って必要なの?
元々、動物に首輪を付ける目的は、
- 逃亡を防ぐためのリードを取り付けるため
- 多数いる場合の個体を識別するため
です。
そう考えると、犬のように散歩をさせなくていい猫に対しては、
首輪は必要ないということになります。
しかし、個体を識別するためであれば、
外に出て行く猫には、万が一いなくなった時の迷子札として、
必要ということになります。
猫に首輪が必要かどうか、飼い主さんによって意見が分かれるのも、
飼っている猫の環境によって違うのかもしれませんね。
猫に首輪を付ける理由
最も大きな理由は、脱走対策です。
迷子札として、首輪に飼い主の情報(飼い主の連絡先)を
記しておけば、万が一逃げだした場合、
保護された時に首輪を見て連絡してもらえる可能性が高いです。
また、首輪を付けておけば、
野良猫と間違えられる心配もありません。
猫に首輪を付ける場合の注意点
では、どんな首輪が猫にとっていいのでしょうか?
安全首輪を使用しましょう。
行動範囲の広い猫の場合、
首輪が引っかかって首つり状態になったり、
タスキ掛けや猿ぐつわのような状態になって、
ケガをしたり、命を落とす危険性が考えられます。
を選びましょう。
適度な緩さのものを選びましょう
首回りに、指2~3本入る程度の緩さに調整しましょう。
緩すぎても危険ですし、邪魔です。
きつ過ぎても、皮膚炎や毛が薄くなる原因になります。
猫に首輪を付けない理由
よくある理由としては、猫が嫌がるからというのがあります。
子猫の頃から、負担の少ない軽くて柔らかい首輪で習慣づけていれば、
徐々に慣れていくものです。
でも、成猫になってからいきなり付けるのは、
難しい場合もあります。
嫌がる猫に、無理して付けるのはストレスのもとです。
ストレスを与えてまで、付けるものではありません。
嫌がる様なら、やめましょう。
我が家では、
我が家の21才まで長生きした猫は、
成長に合わせて、生涯5本の首輪を使いました。
完全室内飼いでしたので、後半10年位は、
外に出たがることもほとんどなくなり、首輪はしなくなりました。
自然体で、なるべくストレスなく生きてほしいと考えると、
晩年は、首輪なしで正解だったと思います。
首輪に鈴をつける理由は?
サザエさんちのタマも、猫型ロボットのドラえもんも、
大きな鈴の付いた赤い首輪を付けていますよね。
市販されている首輪にも鈴付きのものが多くあります。
定番ともいえる鈴付き首輪ですが、どうして生まれたのでしょうか?
そもそも猫は、大昔、農作物を荒らすネズミの
ハンターとして飼われていました。
害獣であるネズミに、
猫の存在を知らせるため(ネズミを追っ払うため)のツールとして
鈴を付けたという説が一般的です。
しかし、愛玩動物として飼われるようになった現在でも、
相変わらず鈴付き首輪があるのは、なぜなんでしょう?
一つは、やはり<見た目の可愛さ>でしょうか。
あと、<居場所が分かるように>という理由もあるようですね。
でも、聴覚が優れている猫にとって、
歩くたびになる鈴の音は、相当なストレスになる
という意見もあります。
ちなみに、我が家の愛猫は鈴無しの首輪でした。
最後に
今回は、「飼い猫に首輪は必要か?」と「鈴をつけるのはなぜ?」に
ついてご紹介しましたが、いかがでしたか?
まとめると、
- 脱走対策としては有効
- 付けるなら、安全首輪を
- 首輪の緩さは、指2~3本が入る位
- 嫌がる猫には無理やり付けない
■猫に鈴をつけるのは・・・
- 元々ネズミを追っ払うため
- 鈴の音が猫のストレスになる可能性も
となります。
首輪を付けるか付けないかは、
何に重点を置くかということになります。
飼い主としては考えどころですが、
付けるならできるだけ早いうちに試みると良いですよ!