子猫が感染した場合、致死率90%!
ワクチン未接種の猫への感染率100%!
こんなに恐ろしい結果を出すのが、パルボウィルスです。
「我が家の猫、最近食欲もないし元気もない・・・。
近所でパルボウィルスに感染した猫が居たかも?」
となると、動物病院に連れて行って診てもらうことになります。
そこで、感染したかどうかを知るには、
検査をしてもらう必要がありますよね。
では、どのような検査をするのでしょうか?
その費用はどれくらいかかるものなのでしょうか?
今回はそんな疑問にお答えします!
目次
パルボウィルスに感染したかどうかの検査
検査の方法は3種類あります。
- 便検査
- 血液検査
- 抗体価検査
では、順番に見ていきましょう!
1、便検査
ウィルスは猫が排出する「便」の中に現れます。
なので、便を検査してもらえば、
感染しているかどうかがわかります。
ですが!!!
現在、「犬のパルボウィルスを検査するキット」しか存在しません。
その「犬の検査キット」を使用して猫の便検査をするのですが、
100%とは言えない点に注意です。
検査結果については、獣医師の判断にお任せしましょう。
2、血液検査
パルボウィルスは、血液中に入り込んでくる厄介なウィルスです。
入り込んでくると、体を守ってくれる白血球の数が減少してきます。
これは、血液検査によって確認することができます。
白血球の減少が確認できる頃には、
症状はかなり進んでいることになります。
3、抗体価検査
この検査は、「そのウィルスに対して、どれくらい抗体があるか?」を
調べる検査になります。
この「抗体価」を調べることができる動物病院は滅多にありません。
どの動物病院でも、外部機関へ検査依頼することになりますので、
結果が出るまで1,2週間かかります。
そのためパルボウィルス感染の疑いがあり、
この検査を希望する場合はすぐに検査依頼をしないと、
もしかしたら検査結果が出る頃には
悲しい結果になっている可能性もあります。
なので、
- パルボウィルスを克服した後
- 「ワクチン接種」をする際
- 「このウィルスに耐えうるだけの抗体があるかどうかをチェックしたい!」
と思われている方
に有効な検査といえます。
パルボウィルスの検査費用
それぞれの検査費用は、どれくらいかかるのでしょうか?
動物病院は「自由診療」=「診察料など自由に設定可能」なので
あくまでも目安としてくださいね。
1、便検査
ほぼ、下痢をしているはずですので、
便をジッパー袋などに入れ、病院に持参します。
費用は約500円~1000円くらいのところが多いようです。
2、血液検査
血液検査によって白血球の値を調べます。
内臓の機能なども調べることができます。
費用は約1000円~ですが、
検査する項目により、金額に差が出てきます。
3、抗体価検査
費用は約3000円~です。
動物病院から外部機関へ検査依頼をするので、
通常の検査より高めですね。
我が家の子猫の感染例
私の友人宅で保護している子猫が「パルボウィルス発症!」という
連絡を受けました。
1週間後、その友人と会わなければいけない用事があり、
その時にウィルスが私に付着してしまったようです。
その結果、我が家の子猫にも症状が出てきてしまい、
パルボウィルス感染が疑われました。
動物病院に駆け込んだ際、その旨を伝えたところ、
特に検査もせず 即対症、支援療法に入りました。
「パルボ発症の症状に全て当てはまった」というのも、
決め手になったようです。
パルボの感染力と病気の重さについて、
当時の私の認識の甘さが招いたことですが、
- パルボ発症の猫、または飼い主と接触した
- 飼っている猫の症状がパルボに当てはまる
という状況であれば、
即病院に連れて行って対処してもらいましょう!
まとめ
パルボウィルスの検査方法には3つの方法がありましたね。
- 便検査 500~1000円
- 血液検査 1000円~
- 抗体価検査 3000円~
こちらに表示した金額は「検査費用」のみです。
他に「初診、再診料」など、
諸々の費用がかかることも頭に置いてくださいね。
ちなみに「入院」ということになると、
1日約10000円かかります。
初期段階で早く手を打てば、助かる可能性もあります。
少しでもいつもと違う様子があれば、動物病院に受診しましょう!
もし、下痢の症状が出ていたら
「検査をしてください!」とお願いしてください。
「様子を見ましょう」では、間に合わない点に注意です!