猫は、そのしぐさや行動で、
私たちを癒したり、笑わせたりと、大いに楽しませてくれます。
その行動には、どんな意味があるのでしょうか?
ここでは、猫との関係をより良く、より親密にするために、
猫がよく取る行動や身体の動き(手足、頭、ひげ、しっぽ、耳など)と、
その時の猫の気持ちについて、主要な7種をご紹介していきます!
目次
猫の気持ち
こんな時、猫は一体どんな行動をするのでしょうか?
①おかえり~!ご飯まだ?
猫の方から近寄ってきて、
スリスリと耳や顔を擦り付けてくるのは、
あなたの帰りを待っていた証拠です。
顔を擦り付けることで、
においを付けるマーキングの意味があります。
においの確認は、猫にとって挨拶と同じです。
そして、あなたの顔を見上げて、
可愛さ全開で鳴いたら、おねだりのサインです。
②ねぇ遊ぼうよ!
ひげや尻尾をピンと立てて近づいてくるのは、
機嫌がいい証拠です。
そして、弱点であるお腹を見せるようにゴロンと横になり、
仰向けになったら甘えたい、構ってほしいのサインです。
③イライラ
毛づくろいは、体をきれいにするということ以外に、
気持ちを落ち着かれる役割もあります。
何か失敗したり、叱られたりした直後に、
いきなり毛づくろいを始めるのは、
イライラを落ち着かせようとしているのです。
④今はほっておいて
犬は嬉しい時などに尻尾を振りますが、猫の場合は違います。
思い通りにならず、
イライラして考え事をしている時、尻尾を振ります。
バタバタ激しく降っているときは、
大いにイラついているときです。
そんな時は、そっとしておきましょう。
⑤退屈だなぁ
ひげがダランと垂れているのは、退屈している証拠です。
何もすることなくて退屈な時。
この場合は、遊びに誘ってあげてもいいでしょう。
⑥怒ってるよ!
耳を倒して、背中を弓なりにし毛を逆立てます。
「シャー!」とか、「フー!」という声を出します。
威嚇のポーズです。まだ、攻撃にはでません。
これは、一説にはヘビの真似だと言われています。
声や尻尾で相手に毒ヘビだと錯覚させるのが目的なのです。
⑦怒りMAX!
耳を倒して、威嚇のポーズと同じように毛を逆立てますが、
今度は、尻尾の先まで思い切り毛を逆立てます。
頭を低くし、前肢を浮かせ気味にして、
まさに臨戦態勢です。
ちょっとでも刺激すると飛びかかってきます。
「何をそんなに怒ってるの~」なんて無防備に近づこうものなら、
ケガをするかもしれませんよ!
我が家では
21才まで長生きしたうちの猫は、
私の仕事の都合でペットホテルを利用していた時期、
迎えに行くと、よく怒っていました。
私の顔を見て、喜ぶというのではなく、
「迎えに来るのが遅い!!」とでもいうように、
眼力鋭く、尻尾をハンディーモップばりに膨らませて、
威嚇のポーズをとっていました。
「ごめんね~」と、キャリーバックに入ると、
途端にいつもの落ち着きを取り戻していました。
まとめ
今回は、猫の気持ちを理解できる行動7選!
ということでご紹介しましたが、いかがでしたか?
より細かくまとめると、
- 近寄って顔を擦り付けて来る = 挨拶している
- 顔を見上げて鳴いている = おねだりしている
- ひげや尻尾が立っている = 機嫌がいい
- お腹を見せる = 遊んでほしい証拠
- 毛づくろい = イライラを抑えるため
- 尻尾を振っているとき = 考え中
- ひげが垂れているとき = 退屈な時
- 耳を倒して、体は弓なり、「シャー!」「フー!」と鳴く時 = 威嚇のポーズ
- 尾の先まで毛が逆立っている = 臨戦態勢
昔、『ミャウリンガル』という猫語翻訳機が
あったのをご存知ですか?
大ヒットした犬用の『バウリンガル』ほどは、
ヒットしなかったようですが・・・。
「愛猫の気持ちが分かれば」と飼い主なら誰でも思いますよね。
少しでも猫の行動学を理解して、
より一層猫との信頼関係を築きましょう!