猫が腕枕を要求する心理・気持ちとは?
一日が終わり「さぁ~寝ようか」と布団に入ったら
猫が一緒に寝ようと、布団に来ることはありますよね。
猫に腕枕を要求されたりということはありませんか?
猫の足が、人の腕を「チョイチョイ」としてきたり
無理矢理腕の間に割り込んで来ると
ついつい猫に腕を預けたりしちゃいますよね!
始めのうちはいいのですが、だんだん腕が痛くなってきたり、
「動かしたいのに動かせない!」なんてことも・・・?
では、なぜ腕枕が好きな猫がいるのでしょうか?
猫の心理・気持ちを解明していきます!
目次
寝ている飼い主の布団や枕元にくるのはなぜ?
以下の2つの理由があります。
①テリトリーの中心
お家で飼われている猫のテリトリーは、お家の中だけです。
猫は「テリトリーの中は安心できる!」と思っているのですが、
どこでも安心できるという訳ではありません。
「危険が少なく、一番居心地のいい場所」が
テリトリーの中心となります。
子猫を例にとると、子猫はまだテリトリーという意識はあまりありません。
けれども、母猫を中心に行動しているのです。
兄妹姉妹で取っ組み合いをしたり、あっちこっちに冒険に行きますが、
最終的には母猫のところに戻り、母猫に触れながら寝ています。
つまり・・・。
猫にとって、フカフカした布団があり、大好きな飼い主さんがいて、
その飼い主さんと触れながら寝られる場所が
最も安心できる「テリトリーの中心」なんです!
②腕枕を要求されるのは信頼度MAX!
猫が、飼い主さんの寝ている布団の上に来るというのはよくありますが
その位置によって意味があるのは知っていますか?
あなたの家のネコちゃんはどうでしょうか。
足元に来ることが多いですか?
それとも、頭の方まで近づいてくることが多いですか?
実は・・・!
足先へ来るのは、まだ飼い主さんへの信頼度が低いのです。
そして、頭に近くなるほど、飼い主さんを信頼している証拠!
特に腕は「好きなものに囲まれている」という安心感が得られるので
猫からすれば、信頼度MAX!
猫は「狭い所で寝る」という習性があるので
飼い主の腕と体に密着して眠れるのは、「安心できる場所」となるわけです。
布団にきてくれないのはなぜ?
腕枕どころか、「お布団にもきてくれない・・・。」
これはなぜなのでしょう?
まだ信頼度が低い
我が家にもいますが、「人間が怖い!苦手!」という猫もいます。
そういう猫たちは、そこまで人間を信頼していないから
当然、寝ている所に寄ってくることはありませんね。
猫の事情による
「暑いから!」、「お布団の布地が嫌い!」という理由で
お布団に来ない猫もいます。
飼い主の事情
飼い主の寝相が悪いと、
猫にとってはゆっくり寝るどころではないので
やはり来ませんよね。
長い間ずっと猫ちゃんと一緒に寝ていた飼い主さんが、
お子さんと寝るようになってから、
猫ちゃんが一緒に寝ようとしなくなった、というケースもあります。
我が家では・・・
我が家の猫たちは、元々外で生活していた子ばかりです。
その中でも外生活が長かった猫は、夫の腕枕が大好きなんです。
人に対してはフレンドリーでしたが
やはり外生活では安心して寝ることはできなかったのでしょう。
夏でも冬でも、夫の腕枕が必要な猫なのです。
ただ、夏はさすがに朝までずっとというのは
暑くなってくるようで猫の寝床で寝ていますけど・・・。
まとめ
猫にとって、飼い主の腕枕というのは、
「自分のテリトリーの中で、最も安心して眠れるところ」です。
ですが、ずっと腕枕はさすがに腕が痺れてきたり
痛くなってくることもあります。
無理をして、ずっと腕枕をしていると
腕に思わぬトラブルが起こることもあるので
可愛い寝顔の猫には申し訳ないけれど、体勢を変えたりしましょう。
ちなみに、猫は気まぐれなので、
どの子も「腕枕をして欲しい!」と思っているわけではないのです。
ですから、腕枕の要求がなくても大丈夫ですよ!
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