猫の寄生虫は犬や人にうつるの?予防法は?
猫が可愛くて可愛くて仕方ない猫好きは、
頬ずりしたり、キスしたりと、
愛情たっぷりのスキンシップをしがちです。
しかし、その猫ちゃんが寄生虫を保有していたとしたら...。
特にノラ猫や外出する猫や、
完全室内飼いであっても親猫が寄生虫を保有していた場合、
かなりの確率で子猫も寄生虫を保有している可能性があります。
うかつに過度なスキンシップをしたり、
その後の手洗いなどを怠った場合、
人間も寄生虫による病気にかかる危険性があるのです!
ここでは、猫の寄生虫は、犬や人にうつるのか、
また、その予防法についてご紹介します。
猫の寄生虫は犬や人にうつる?
人や犬にうつる猫の寄生虫はあります。
インフルエンザや風邪のウイルスは、
人・犬・猫の間で互換性はなく、基本的にはうつらないものですが、
寄生虫に関しては注意が必要です。
寄生虫がうつる主な原因は二つあり、
- 猫の排泄物によるもの
- 接触感染によるもの
があります。
1、猫の排泄物によって感染する主な病気
猫の排泄物によって感染する主な病気は、
以下の2つがあります。
トキソプラズマ症
糞と一緒に排泄されるトキソプラスズマが
何らかの事情で口に入ることで感染します。
妊娠初期に感染すると、
流産や水頭症の子どもが生まれる可能性がありますので、
妊婦さんは特に注意が必要です。
犬・猫回虫病
主に発熱や倦怠感、腹痛、食欲不振などの症状があります。
他にも網膜や肝臓に障害が出る可能性があります。
排泄物による感染のリスクは、
猫のトイレ掃除をした後、
念入りに手洗いをすることで防ぐことができます。
また、糞を放置せず、
早めにかたづけて清潔に心がけましょう。
妊娠中の方は、念のため、
他の人にトイレ掃除をしてもらうようにしましょう。
接触感染する主な病気
接触感染する主な病気は、
下記の疥癬(かいせん)です。
疥癬(かいせん)
ダニが原因となる疥癬は、猫から人や犬に感染します。
手足、お腹などに発疹が出て、
アレルギー性皮膚炎の症状が出ます。
この病気は、猫を清潔にしてあげていれば起きない病気です。
よって、猫が疥癬にかかるのは、飼い主さんの責任といえます。
猫が治ると、飼い主さんも治ることが多いです。
また、猫とスキンシップを取った後は、
キチンと手を洗うようにしましょう。
予防法
どの病気も大まかには不潔が原因です。
キチンと清潔な環境で飼ってさえいれば、
何の問題もありません。
- トイレはいつも清潔に保つこと
- トイレ掃除後や猫を触った後は手を洗うこと
簡単ですが、この2点を守ることで、
寄生虫による病気のリスクをかなり減らすことができます!
我が家の場合
21才まで長生きした愛猫は、生後2ケ月で我が家に来た当初、
虫下しを処方してもらいに病院に行って以来、
晩年まで、病気で動物病院に行ったことは1度もありませんでした。
ずっと元気で過ごせたのは、
元々体が丈夫な子だったということもありますが、
出来るだけ清潔な環境を保つよう心がけたことが
大きかったと感じています。
特にトイレについては、
排泄したそばから、すぐ片付けるようにしていました。
ダニがいなかったのは、定期的なブラッシングと、
完全室内飼いにしていたことが大きかったと思います。
今回のテーマは、寄生虫の感染についてでしたが、
猫自身が健康であれば、
人や他のペットにうつる心配はありません!
まとめ
今回は、猫の寄生虫は犬や人にうつるか、ということと、
予防法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
まとめると、
- 猫の寄生虫は犬や人にうつる場合がある
- 猫の寄生虫の感染の原因は、排泄物による感染と接触感染
- 排泄物によって感染する主な病気は、トキソプラズマ症、犬・猫回虫病
- 接触感染する主な病気は、疥癬(かいせん)
- 予防法①:トイレをいつも清潔に保つ
- 予防法②:トイレ掃除後や猫を触った後は、手を十分に洗う
となります。
清潔な環境は、健康の第一歩です!
飼い主の責任として、習慣付けるようにしましょう。
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