【睾丸が無い!?】まれにある猫の停留精巣とは?
オス猫の去勢を考える時期になって時々遭遇する、
「あれ?タマタマがないぞ!」
「これは去勢しなくていいぞ!ラッキー!」…ではなく、
将来、猫の命にかかわるかもしれない事態です。
猫の停留精巣とは?
オス猫の精巣は生後1カ月くらいになると、
体内に潜り込んでいたものが降りてきて、
体外から確認できるようになります。
でもたまに、いくら外から見ても精巣(睾丸)がなかったり、
2つあるはずなのに1つしかなかったりする猫がいます。
精巣の片方、または両方が体の外に降りてこないケースは、
「停留精巣」「潜在睾丸」と呼ばれています。
何らかの理由で精巣が体内にとどまってしまう病気です。
そのまま放置すると、精巣腫瘍の発生率が、
通常の10倍になります!
シャムなど停留精巣が多い猫種もいます。
停留精巣の手術と費用
通常の停留精巣の手術は、去勢を前提におこなうため、
開腹手術で体内から精巣を摘出します。
(まれに精巣温存手術もあります。)
ちなみに、うちのオスちび猫が停留精巣で、
開腹手術をしたのですが、
「精巣が1つしか見つからなかった」
…ということがありました。
(レントゲンでも1つしか見えませんでした。)
体内にあると精巣が萎縮して、
米粒くらいの大きさになることがあるそうです。
手術費用は去勢前提で行ったので、
去勢手術+20,000円くらいでした。
(うちの猫はちょっと大変な手術になったので、
2泊分の入院費が入っています。)
通常の停留精巣は、
去勢手術+10,000~15,000円位だそうです。
■オス猫の去勢にかかる費用について詳しく知りたい方はこちら!
→ 猫のオスの去勢にかかる費用・料金は?補助金は出るの?
まとめ
今回は、簡単ではありますが、
オス猫の停留精巣についてご紹介しました。
猫の停留精巣についてまとめると、
- 何らかの理由で精巣が体内にとどまってしまう病気
- 精巣腫瘍の発生率が、通常の10倍
- 通常の停留精巣の手術は、去勢を前提におこなう
- 通常の停留精巣は去勢手術+10,000~15,000円位
となります。
やはり問題は、
「精巣腫瘍の発生率が通常の10倍」という点ですね。
腫瘍にかかってから「やはり・・・」と後悔するのは
猫にとっても飼い主さんにとっても辛すぎるので、
できるだけ手術されることをオススメします!
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