猫を飼う場合、一生涯でかかる費用はどのくらい?
「猫を飼いたいなぁ」と、考えていらっしゃる方!
猫を飼うには、どれくらいの費用がかかるかご存知でしょうか?
人と同じように、ご飯を食べるし、病気にもなります。
当然、人と同じように費用もかかります。
では、1匹の猫の一生涯にかかる費用はどの位になるのか?
分かりやすく、数字でご紹介していきます!
猫にかかる費用とは?
「猫にかかる費用」とは、どのようなものがあるのでしょうか?
大きく分けて3つあります。
1.猫を迎え入れるための費用
猫をどこから受け入れるかによって、費用も変わってきます。
まず猫をどこから迎え入れるか?
「ペットショップで猫を探してみようかな?」とお考えの方!
血統書付きの猫だと、20万円以上することも!
外猫を保護した場合は、猫の購入費用は必要ないのですが、
病院での「初期治療」が必要となります。
「初期治療」については、
後の項目で触れさせていただきますね。
もう一つの手段としては、「里親募集されている猫」を譲り受ける。
里親募集されている方にもよりますが、
「譲渡費用」が必要な所もあります。
けれども、ペットショップで購入するほどの費用はかかりません。
猫を迎え入れるためのアイテム購入費用
猫を迎える前に、猫のための「アイテム」を揃える必要があります。
ネットショップの価格を参考にして、平均的な金額で計算してみましょう。
- 猫トイレ・・・1,000円~3,000円
- 猫砂・・・500円~800円
- 猫のフード・・・1,000円~3,000円
- キャリーケース・・・3,000円~5,000円
- フード、水を入れる器・・・500円~1,000円
- 猫用爪切り・・・300円~800円
- おもちゃ・・・10,000円程度
- 合計・・・約16,000円~27,000円必要となります。
「おもちゃ」に関しては、キャットタワーなどの大きなものを
購入すると金額も大きくなります。
ただし!!
100円均一のお店などで、代わりになるものを探せば
金額を下げることは可能ですね。
こだわりがなければ、今後のことを考えて節約するのもアリですね。
2.毎月かかる費用
人と同じように、猫も毎日食事をし、排泄をします。
一カ月で見ると、どれくらいかかるのでしょうか?
猫のフード
毎日食べるフードは、大きく分けて2つに分けることができます。
- ドラッグストアなどで買えるフード
- 獣医師の指導の下与えるフード
どちらを与えるかによって、金額は変わってくるのですが
およそ、1,000円~4,000円くらいになります。
猫のトイレ用品
一番よく使うのが「猫砂」ではないでしょうか?
1カ月1~2袋ほどなので、500円~1,000円ほどになります。
3.猫の医療費
一番、費用を多く見ておかなければいけないのが「医療費」です。
動物病院の診察、処置などの料金は自由設定となっているので、
各地域、各病院で金額に差が出てきます。
特に高いのがガンなどの手術費です。
参考までに、
- 癌の外科手術代の相場:約20万~50万円
- 舌にできた悪性の腫瘍を凍結治療した例:55万円
一般的な血統書付きの猫1匹の値段を超える金額であることが
お分かりいただけると思います。
保護猫の初期治療
外猫を保護した場合、
まず動物病院に連れて行くことになります。
ほぼ間違いなく、皮膚やお腹の中に「虫」がいるので、
まず駆虫しなければ人に影響が出ることも!!!
- ノミ、ダニの駆虫薬・・・約1,000円
- お腹の虫駆虫薬・・・約1,500円
生活していく上で必要な医療費
お家の猫として、生活していくのに必要な医療処置があります。
その費用はどれくらいなのでしょう?
- ワクチン接種(3種)・・・約4,000円/年
- メス避妊手術・・・約20,000円
- オス去勢手術・・・約15,000円
上記の処置は、猫のためにも必要なものとなります。
一生涯にかかる費用
それでは、猫が「15年生きる」として、
かかる費用を計算してみましょう!
- 迎え入れる費用(初期費用)・・・約16,000円~27,000円
- 毎月かかる費用(食費など)・・・約1,500円~5,000円
15年では、合計で286,000円~927,000円となります。
- ワクチン接種・・・約4,000円/年
(初年のみ3回必要なので12,000円)
15年では、68,000円となります。
全部合計すると、
猫1匹、15年で約35万~約100万円必要となります!
大分金額に開きがありますが、毎日の消耗品となる
エサを高級品にするかどうかで大きく変わりますね。
また、上記の金額は、猫の購入費用や避妊・去勢手術費用、
病気になった際の医療費は含まれていないので
実際はもっと費用がかかることになります。
上でも紹介させていただいた通り、ガンの手術にはかなりのお金がかかるので、
ガン治療をお考えの方は、ペット保険に加入しておくのも良いですね。
ペット保険もピンキリなのでここで詳しく紹介するのは控えますが、
30%~70%の負担で済みます。
我が家の場合
多頭飼いの我が家では、猫のご飯、砂など
毎月必要なものは、ネットショップでまとめ買い。
おもちゃは、紙を丸めたボールなど手作り!
医療費は、かかりつけの獣医の指導を受け、
家でできる処置は自分でしています。
まとめ
今回は猫1匹を飼う場合、一生涯でどの位の費用がかかるかについて、
ご紹介しましたが、いかがでしたか?
「猫を飼おう!」と思った時にまず目につくのが
猫自身の価格ですよね。
でも、実際に飼うとなると、
猫の価格以上の費用がかかります。
ただ、実際には、
一括で大金が必要になるわけではない(医療費除く)ので、
あくまでも心構え、目安と考えていただければと思います。
ちなみに、猫が亡くなった場合、火葬をお願いすると
約2万円の費用がかかることも付け加えておきます。
猫を飼う前に、これらのことをしっかり考えて迎え入れ、
ぜひ、長生きしてもらいましょう!
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