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猫のアレルギーの原因・症状とは?

猫のアレルギー症状

この記事を見ている方の中で
「自分は花粉症です!」
という人はどのくらいいるでしょうか?

日本では、花粉症を含め、アレルギー性鼻炎の人の割合が、
50%前後という報告があります。

人のアレルギーがこれだけあるのですから、
猫にもアレルギーがあるのでは・・・。

(犬は85%がアレルギーを持っているそうです。)

ここでは
猫が発症するアレルギーの原因と症状について、お話します!

猫もアレルギーになるの?

結論から言いますと、猫もアレルギーになります

人のアレルギーと同じで、猫のアレルギーの発症メカニズムも
よくわからないというのが現状のようです。

人のアレルギーは、目、鼻、皮膚と色々な症状がありますが、
猫のアレルギーは、主に皮膚に現れます。

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猫のアレルギーの種類と原因

猫のアレルギーも様々な種類があるので、
主要なものをご紹介していきます。

ノミアレルギー性皮膚炎

猫で最も多く見られるアレルギー疾患です。

ノミに刺された時に体内に送り込まれる、
血を固まらせないための成分アレルゲンが含まれています。

症状と対処

背中から腰に掛けてボツボツとしたものができ、
強いかゆみ脱毛が伴います。

発症したら、まずはノミの駆除を行います。
ステロイド剤(内服・注射)を使用することもあります。

また、月1回のノミ駆除薬などで、
ノミを寄せ付けないなどの予防が大切です。

食物アレルギー性皮膚炎

食事に含まれるタンパク質が原因で起こるアレルギー疾患です。

生後6カ月以降、妊去勢手術のあとに
発症することが多いです。(ホルモンバランスの変化が影響)

症状と対処

主に頭部やあご周辺に赤くて小さな発疹水泡ができます。
全身に出ることもあります。

まずは、アレルゲンとなっている食品を特定し、アレルゲンがわかったら、
その食品が入っているフードは与えないように注意します。

食事療法が出来ないほどかゆみがひどい場合には、
ステロイド剤も併用します

接触性アレルギー

猫でも稀に発症するアレルギーです。

エサの容器や首輪など、
体に触れる何かが原因で起こります。

症状と対処

口の周りに症状が出ている場合は
エサの容器がアレルギーの原因と考えます。

容器を違う素材のものに変えて様子を見ます。

同じように、首にのみ症状が出ていれば首輪
お腹に出ていれば猫の寝床に原因があると考えられます。

薬疹(薬アレルギー)

抗ヒスタミン剤など薬によって起こるアレルギーです。

かゆみを抑えるための薬で、
よけいにかゆみが強くなることがあります。

症状と対処

発生メカニズムはよくわかっていません。

最悪の場合、アナフィラキシーショックを起こし、
死に至るケースもあります。

治療にはステロイド剤を使います。

吸入アレルギー

人でいう「花粉症」です。

猫では発生頻度は低いですが、
ブタクサなどで起こすことがあります。


ここまで主要なアレルギーをご紹介しましたが、
細菌過敏症腸内寄生虫過敏症ホルモン性過敏症など、
他にも色々なアレルギーがあります。

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猫はかゆいと言えません!

「ペットの犬についていたマダニに刺され、
高齢の人が死亡した」

というニュースが数年前に流れたのを、
覚えている方も多いのではないでしょうか?

ニュース映像に映った犬を見ながら、

「あの犬、すごくかゆいだろうな…。
なんで駆除薬使わないんだろう?」

と思った記憶があります。

犬は外で飼っているケースが多いので、
予防をしてあげないとノミやマダニの被害にあいます

猫の場合でも、「閉じ込めるとかわいそうだから」と、
外に出してしまう飼い主がいます。

その時、接触する外猫からノミをうつされたり
草むらでマダニに咬まれたりする可能性があります。

またペットホテルに預けた場合も、
他のペットにノミがいると、うつされる可能性があります。

その結果、猫は掻きむしって毛が抜け、
ひっかき傷で血を流しながらも、ひたすらかき続けます。

でも猫はかゆいと伝えることができません
ひたすらかゆみに耐えるしかないのです。

これは、

もし飼い主が外に出さなければ
もし飼い主がノミの予防を行っていれば

防げることです。

まとめ

猫のアレルギー原因と症状をまとめると、
こうなります。

猫の主なアレルギー疾患には、

  • ノミアレルギー性皮膚炎
  • 食物アレルギー性皮膚炎
  • 接触性アレルギー
  • 薬疹(薬アレルギー)
  • 吸入アレルギー

があります。

症状は、皮膚に「かゆみ」や「ぶつぶつ」がでることが多い。

猫のアレルギーは、

  • ノミ駆除剤を使う
  • アレルゲンを特定し近づけない

など、予防することが大切です。

「猫の健康は飼い主である自分が守っている!」

という自覚をもって、きちんと健康管理をすることが、
猫がしあわせになる近道です!

※猫のアレルギーの検査については
猫のアレルギーの検査方法とは?費用の相場はどのくらい?

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