猫も花粉症になるの?症状と対策はコレ!
春先にやってくる目のかゆみ。
つらいですね、花粉症。
朝起きてすぐに「グシャン!」と、大きなくしゃみをしたら、
足元からも「クシャ!」とかわいらしいくしゃみが。
これって、猫も花粉症?
ペットは飼い主に似てくる…というけど、
そこまで似なくていいんだよ!?
今回は
猫の花粉症の症状と対策について、
ご紹介します!
目次
猫も花粉症になるの?
結論を先に言うと、
猫も花粉症になります!
アレルゲンを吸い込むことによって発症するので、
「吸入アレルギー」に分類されます。
また、猫の花粉症のことを、
獣医さんの用語で「アトピー」と言います。
人のアトピーとは少し違いますね。
以前は、「猫に花粉症(アトピー)は無い!」と言われていました。
そうです。
猫の花粉症(アトピー)が症例として出てきたのは、
2000年代に入ってからのこと。
まだまだ解明されていない、新しい病気なのです。
猫の花粉症、原因は何花粉?
猫の花粉症の原因で多いのは、次の3つです。
- スギ(2月上旬~4月下旬)
- ヒノキ(3月中旬~5月下旬)
- ブタクサ(8月下旬~11月)
この中で猫に一番多いと言われているのが
ブタクサです。
河川敷などに群生している、
黄色い小さな花がたくさんついているあれです!
ブタクサのピークは8月下旬からなので、
その頃、猫に症状が出始めたら、花粉症を疑ってみましょう。
猫の花粉症って、どんな症状がでるの?
人の花粉症は、
目のかゆみや鼻水、鼻づまり、くしゃみが
主な症状ですよね?
猫の場合、皮膚のかゆみが多いと言われていました。
しかし、猫の花粉症が広まるにつれて、
色々な症状が確認されてきています。
主に次のような症状が出ます。
目の症状
- かゆくなる
- 涙が出る
- 腫れぼったくなる
鼻、喉の症状
- 鼻水
- くしゃみ
肌の症状
- かゆみ
- 赤くなる(発疹)
- 耳のかゆみ
体調
- 元気がない(うつ)
ほとんど人間と変わらないですね。
特にかゆみは問題で、猫はひたすら掻いてしまします。
そのため、皮膚の炎症につながります。
なんとか、かゆみを抑えてあげたいですよね。
ここからは、花粉症の対策についてご紹介していきます!
自宅でできる猫の花粉症対策
花粉症の対策には大きく分けて2つあります。
- アレルゲンである花粉を近寄らせない → 予防する
- 出ている症状を緩和する → 対処療法
自宅でできる対策は、
『1.アレルゲンである花粉を近寄らせない』
ことです。
猫が花粉に触れないような対策をしましょう。
大きく分けて、以下の4項目があります。
1、猫の体につく花粉を抑える
- 猫を外にださない。(散歩もベランダもNG)
2、猫の体についた花粉を取り除く
- 定期的にシャンプーをする。
→ お風呂嫌いの猫には無理をしない。 - ブラッシング + 蒸しタオルで体を拭く。
→ ブラッシングは汚れをかき出すように丁寧に行いましょう。
適当にただ撫でるだけのブラッシングでは逆効果です。
丁寧にブラッシングをした後に、蒸しタオルで汚れを取り去ります。
3、猫の生活環境を整える
- 爪とぎ、猫ハウス、トイレを清潔に保つ
- 体を傷つけないように爪を短くする
- 猫の食事のバランスを見直す
4、室内の花粉をキレイにする
- まめに掃除をする
- 空気清浄機で空中のアレルゲンを除去する
- (人の)帰宅時に服についた花粉をよく落とす
自宅でできる猫の花粉症対策は、
猫アレルギー(猫をアレルゲンとする人のアレルギー)の対策と
ほぼ同じです。
詳しく知りたい方は、下記のリンクを参考にしてみてくださいね。
→ 猫アレルギーの対策はコレ!
猫の花粉症の治療法は?
実は花粉症の治療は、人間が対象の場合でも、
「これ!」という決め手はありません。
猫の花粉症も、出ている症状を緩和する、
緩和療法や対処療法が中心になります。
主に使われる薬はステロイド剤があり、
これらは人間のアレルギー治療でも使われています。
■詳しくはこちら
→ 猫の花粉症の治療法は?目薬は病院でもらえる?
まとめ
猫の花粉症についてまとめるとこうなります。
■猫も花粉症になる。
■猫の花粉症の症状は人の花粉症に似ていて、
- 目の症状
- 鼻、喉の症状
- 肌の症状
- 体調不良
などがある。
■猫の花粉症で一番大切なのは、予防すること。
■自宅でできる対策として、
- 猫の体につく花粉を抑える
- 猫の体についた花粉を取り除く
- 猫の生活環境を整える
- 室内の花粉をキレイにする
がある。
花粉症の経験者であれば、その辛さがわかると思います。
猫の場合、自分で鼻をかんだり、
マスクや眼鏡で花粉を防御することはできません。
花粉から猫を守ってあげられるのは、
飼い主である人間だけです。
猫の生活環境を整え、
快適に暮らせるようにしてあげましょう!
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